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Mobile World Congressでのエリクソン

February 22, 2013
著者: 藤岡 雅宣   カテゴリー:イベント

225日から開催される移動通信関連の世界最大の展示会Mobile World Congress(以下、MWC)での展示内容について紹介しましょう。

エリクソンの展示場所は大きく6つのエリアに分かれています。テレビ&メディア、コミュニケーション・サービス、モバイルブロードバンド、固定ブロードバンド&コンバージェンス、OSS/BSSOperation Support System/Billion Support System)、マネージド・サービスのエリアから構成されています。

まずテレビ&メディアエリアでは、スマートフォン、PCTV受像機で同じサービスを受けたり、スマートフォンでTV受像機で視聴するオンデマンド番組の選択をするマルチスクリーンTVソリューションのデモを行います。

コミュニケーション・サービスエリアでは、最新のウェブブラウザーHTML5上で、ブラウザを用いるだけでユーザー間の通信を実現するWebRTCのデモを 、ブラウザベンダーと共同で行います。WebRTCは、一般にスマートフォンにおいてアプリケーション・ストアが提供するアプリケーションとは異なり、事業者が主導権を持って提供するアプリケーションの核になり得るものです。また、 M2MMachine to Machine)の分野では、ジェムアルトと共同でダウンロード可能なSIMのデモを行います。ダウンロード可能なSIMは、デバイス(マシーン)に埋め込まれるSIMチップの内容を無線インタフェースからダウンロードすることにより、製造時ではなく使用時に通信事業者を選択したり、柔軟に通信事業者を変更するための仕組みです。

モバイルブロードバンドエリアでは、ヘテロジニアスネットワーク関連でマイクロセルやピコセルと呼ばれる小型小出力無線基地局や、無線LANとの統合ソリューションの展示を行います。また、LTEの進化として複数の無線帯域をまとめて利用することにより、大きな通信速度を実現するキャリアアグリゲーションや、基地局と端末の両方に8つのアンテナを持ち、これらを同時に使って、それぞれ異なるビットストリームを基地局から端末に送り、最大1Gpbsのビットレートを実現する8x8MIMOのデモを行います。

固定ブロードバンド&コンバージェンスエリアでは、新世代のパケット通信処理ノードや制御ノードの展示、デモや基地局とコアネットワークの間の伝送ソリューションの展示を行います。OSS/BSSエリアでは、無線ネットワークの各種パラメータを自動的に最適設定するSONSelf-Organizing Network)と呼ばれるソリューションの新たに追加した機能についてデモします。また、携帯電話端末のアカウントを銀行のアカウントのように使い、端末間で送金を送る仕組みのデモを行います。

最後に、マネージド・サービスエリアでは、エリクソンが事業者のネットワークを運用する現場であるGNOCGlobal Network Operation Center)を模擬した展示の中で、実際の運用で利用しているツールなどのデモを行います。

以上の展示内容はすべてHall 2のエリクソンブースにてご覧いただけます。開催中は展示以外にもさまざまなイベントが計画されています。ぜひエリクソンブースにお立ち寄りください。

 

著者

藤岡 雅宣

チーフ・テクノロジー・オフィサー

1998年に日本エリクソン(現エリクソン・ジャパン)入社。IMT2000プロダクト・マネージメント部長や事業開発本部長として新規事業の開拓、新技術分野に関わる研究開発を総括。2005年2月より現職。エリクソン入社以前は、KDDにてネットワーク技術の研究や新規サービス用システムの開発を担当。
著書として「ISDN絵とき読本」、「ワイヤレスブロードバンド教科書」、「IMS入門」(何れも共著)など。