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高品質のネットワークの実現とモバイルブロードバンド市場の成長に貢献

February 28, 2013
著者:   カテゴリー:イベント

スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2013 (MWC 2013) 初日の朝(現地時間2月25日)、エリクソン展示会場内のメインステージにおいてプレスカンファレンスが開催されました。エリクソンCEOのハンス・ヴェストベリ(Hans Vestberg)は、急激に成長するモバイルブロードバンド市場のグローバルトレンドについて触れ、優れた品質とパフォーマンスのモバイルブロードバンドを実現するためにエリクソンが提供するソリューションを紹介しました。

最初に、2012年には15億であったモバイルブロードバンド加入契約数が2018年には65億に達する予測に基づき、いかに急激にモバイル市場が成長し、その成長に対応するネットワークにおけるイノベーションが必要であるかを問いかけました。このようにモバイル化が普及した社会をエリクソンでは「ネットワーク化社会」と呼び、これはつながることでメリットを享受できるものはすべてネットワークでつながるというビジョンです。

2013年のモバイル市場におけるグロバールトレンドの予測をいくつか示しましたが、まず初めに挙げたトレンドは「スマート化」です。2013年末までに全世界の携帯電話出荷の50%以上がスマートフォンとなり、スマートグリッドやスマートカーのようにさまざまなものがつながることが予測されます。次に、「モバイル端末xブロードバンドxクラウド」というスタイルでデジタルサービスの利用が拡大するため、モバイルでインターネット接続をする利用者が固定網による利用を上回るということです。3番目に挙げたトレンドは、モバイルブロードバンドの利用者が20億を超えるため、OSS/BSSを活用したリアルタイムチャージングや、価格モデルを柔軟に変更する仕組みが求められるというものです。さらに、スマートフォンユーザーが使用するデータ量が1日20MBに達するという予測に触れ、このようなユーザーが満足するユーザーエクスペリエンスを提供するイノベーションを継続しなければならないと強調しました。最後に述べた予測は、2013年末には4G LTEの利用者が全世界で1億以上に達するというものでした。

エリクソンのソリューションについては、一般ユーザーと企業ユーザーでそれぞれ期待される市場の成長と変化に対応するソリューションを紹介しました。

一般ユーザーにおける大きな変化はスマートフォンの急速な普及です。スマートフォンによりネットワークのデーター量は爆発的に増大するため、より高い品質とパフォーマンスのネットワーク構築が求められます。ネットワークのさらなる進化とその早期の実現に向けて、既存製品から最大70%スループットを向上させたAIR32(アンテナ統合型無線装置)、スモールセルとマクロセルを最適に組み合わせたヘトロジニアスネットワークの展開、さらに進化を続ける4G(LTE)ネットワークについて紹介しました。また、スマートフォンユーザーが満足するエクスペリエンスを実現するためには、サービス、タイミング、デバイス、ネットワークスピードを適切に提供することができる、リアルタイムに対応可能な統合的なビジネスモデルの確立が鍵であり、その実現のためのOSS/BSSプラットフォームにおけるポートフォリオの充実化について説明が行われました。

一方、企業におけるネットワーク利用を促進する活動として、M2M分野におけるSAPとの協業を発表しました(英文プレスリリースはこちらからご覧ください)。ハワイからオンライン回線でSAP EVP のSanjay Poonen氏が登場し、エリクソンの「Device Connection Platform & Service Enablement」とSAPの「SAP HANA」プラットフォームの組み合わせについて、互いの強みを活かすことができる協業であり、今後のリーダーシップの発揮が楽しみであることを述べました。通信事業者を通じてクラウドベースのM2Mソリューションをさまざまな業界の企業に提供することにより、サービス開発時間の短縮と初期投資を抑えることによってM2M市場の成長を加速化するソリューションです。

優れた品質とパフォーマンスを発揮するモバイルブロードバンドの展開が、通信事業者にとってますます重要な差別化要因となるため、エリクソンは180カ国で製品やサービスを展開しながらモバイルネットワークの進化に対する探求を続けていくという言葉で、プレゼンテーションを締めくくりました。