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エリクソンモビリティレポート:モバイル通信およびスマートフォン普及動向

July 29, 2013
著者:   カテゴリー:レポート

エリクソンは、世界の携帯電話市場やユーザーなどの最新動向をまとめ、「モビリティレポート」を年2回発表しています。このエリクソンモビリティレポートでは、既存商用ネットワークをベースに世界最大規模でトラフィックを測定し、地域、ネットワーク方式、デバイスの種類、アプリ利用状況などについて調査し、半年ごとにモバイルトラフィックの動向と将来予測を示しています。

今回は2013年6月に発表されたモビリティレポートより、主な最新動向の一部をご紹介します。

モバイル通信の利用・普及は拡大を続けています。現在、全世界の携帯加入契約件数は64億を上回り、2018年末には90億に達する見込みです。現在の世界人口は70億を超えていると想定されていますので、ほぼ世界人口に近い数の携帯電話が普及していることになります。また、2013年第1四半期(1-3月)の全世界の新規加入数は1.3億で、これは日本の全人口以上に匹敵する数です。

モバイル通信の中でも特に驚異的な普及を示しているのがスマートフォンです。2013年第1四半期の携帯電話販売におけるスマートフォン比率は全世界で50%に達し、加入契約件数は2012年末時点の12億から2018年には45億に拡大する見込みです。1年前の同時期(2012年第1四半期)の販売比率は40%で、約半年前(2012年11月)のレポートでは、2018年の予測は33億でした。普及の見込みが加速した要因は、アジア太平洋地域や中東・アフリカ地域におけるスマートフォンの契約件数が著しく伸びていること、フィリピンやインドネシアなどの新興国向けに50~100米ドルでの低価格帯スマートフォンが市場に投入され、受け入れられていることであると考察されています。

一方、国内のスマートフォンの普及動向はどうでしょうか。家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」(日本の店頭市場の約4割をカバー)によると、2013年前半のスマートフォンの家電量販店およびネットショップにおける販売割合は70%台後半で推移しています。先の全世界で50%という数字より高い比率です。この「BCNランキング」の数字が国内で50%を超えたのは、2011年6月以降と約2年前にさかのぼります。

他の先進国と比較したスマートフォンの普及という点では、総務省が2013年7月に発表した「平成25年版情報通信白書」によると、日米英韓など6ヵ国の調査で日本は38.2%に留まり最低水準です。しかし、スマートフォンを中心とした携帯事業者の端末の品揃えや、「BCNランキング」の家電量販店・ネットショップにおける国内販売データから、急速にスマートフォンへの乗り換えが進行していると考えることができます。

2013年6月発表のエリクソンンモビリティレポートはこちらをごらんください。また、YouTubeで紹介しているこちらのビデオ (英語)では、最新動向を示す主なデータを約2分間で紹介していますので、ご参照ください。

次回もまた、モビリティレポートより主なトレンドについてご紹介したいと考えています。