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エリクソンモビリティレポート:モバイルデータトラフィックの急増

August 27, 2013
著者:   カテゴリー:レポート

国内のスマートフォンの普及が進む中、さまざまな工夫がなされたスマートフォン対応のウェブサイトが増加しています。手軽で便利さを求めるスマートフォンユーザーに対し、積極的なサービス・情報提供や販売促進を図る、マスメディア、金融(銀行、クレジットカードなど)、ファッション、飲食、旅行、自動車や家電などのメーカーといった業界が中心ですが、最近ではスマートフォン対応のホームページを提供する地方自治体も出てきました。今後は、単にウェブ閲覧をスマートフォンに最適化するだけではなく、業務やサービス自体をスマートフォンなどのモバイル端末から行う・操作するような取り組みが進み、社会のいろいろな場面において手軽で便利な体験がさらに広がっていくことが予想されます。

スマートフォンに対応する環境が整いその利便性が高まる一方で、スマートフォンの普及はモバイルデータトラフックの急増に多大な影響を及ぼしています。エリクソンモビリティレポートでは、昨年と同様2013年も、全世界的にモバイルデータトラフィックが毎年倍増する傾向が続くと予測しています。現在、北米を除くほとんどの地域ではモバイルPCがモバイルデータトラフィックの過半を占めていますが、加入契約数が伸びているスマートフォンのトラフィックは急増しています。また、専用アプリによるソーシャルネットワークでの写真付きメッセージ送付やビデオ視聴など、ネットワークの高速化とデバイス処理速度の向上による、よりリッチなコンテンツを利用するユーザーの行動変化が、データトラフック増加の原動力となっています。こうした背景により、2012年から2018年の間にモバイルデータトラフィックは12倍に増加すると予測されています。(冒頭のグラフでは、スマートフォンは「データ:携帯電話」に含まれます)

このように、スマートフォンの普及によりモバイルデータトラフィックが急増していますが、ハイスペックなスマートフォンはPCに劣らない性能を保持しているものの、平均的なモバイルPCはスマートフォンの約5倍のトラフィックを消費しています。2012年末時点で、平均的なモバイルPCは約2.5GB/月を消費するのに対し、平均的なスマートフォンは450MB/月を消費するのみでした。2018年末においても同様な傾向が見られ、モバイルPCは約11GB/月、スマートフォンは約2GB/月のデータを消費すると予測されています。スマートフォンとPCの間の消費トラフィックの違いの主な要因としては、デバイスとしてのディスプレイサイズや画面解像度が挙げられます。

図1:加入契約毎のスマートフォンとモバイルPCの月間トラフィック-2012年 vs. 2018年

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2013年6月発表のエリクソンンモビリティレポートはこちらをごらんください。

関連するブログ記事として「エリクソンモビリティレポート:モバイル通信およびスマートフォン普及動向」(こちら)もごらんください。

次回もモビリティレポートより、アプリケーションタイプ別のモバイルデータトラフィックの動向などについてご紹介したいと考えています。