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世界は5Gを話していますが、エリクソンは5Gを展開しています。

March 08, 2019

こちらは2月15日に投稿されたブログ記事の翻訳です。

いまや5Gの話題を見ずにニュースをチェックすることは実質的に不可能です。

5Gがもたらしてくれるメリットの話もあれば、軽減しなければならないリスクの話もあります。5Gの展開で誰がリードし、誰が後れを取っているのか、また5Gネットワークの構築と運営に関与するためのルールについての話題もあります。5Gネットワークは、社会や各国の競争力に大きな影響を持つ国家レベルの重要なインフラです。テクノロジーの変換時はいつもそうであるように、注目度が非常に高いです。

ということで世界で5Gが話題となっていいます。しかしエリクソンにとって、これはただの話ではありません。すでにエリクソンは、当社の先駆的なお客様と共に、最初の5Gネットワークの構築で多忙な日々を送っています。当社は、アメリカの商用ライブネットワークに一番乗りし、欧州、オーストラリア、アジアで、商用ベースの機能する5Gネットワークをすでに展開済みです。

これがエリクソンの姿です。技術を重要視する市場における技術リーダーなのです。

エリクソンが重視することは、当社のお客様に価値を創り出す競争力のあるソリューションやテクノロジーを提供することです。これは、長期にわたって持続可能な企業をつくる唯一の方法です。5Gでリードするため、エリクソンは過去2年の間正味4,000名のエンジニアを研究開発に雇用しました。

競争はイノベーションの母です。これは当社の業界でも当てはまります。私たちはベンダー間の競争が、将来のネットワーク技術を開発する際にポジティブな働きをしてきたと考えています。

バルセロナのMWCに備えて準備をしていますが、私たちのマーケットポジションおよびポートフォリオを誇りに思っています。エリクソンは今までに10社の名前を公表したサービスプロバイダーとの5G契約を発表しています。これは他のどのベンダーをも凌ぐものです。また42件の覚書も締結しています。Ericsson Radio Systemのハードウェアは2015年から5Gの準備が整っており、遠隔のソフトウェアインストールで5G NR対応機器にすることができます。これはつまり、エリクソンが、300万台を超える5Gの準備が整った無線装置を世界中のお客様に出荷済みであることを意味します。またエリクソンは、2018年を通して3GPP標準化団体に最大の貢献を行い、その指導的地位を示しました。

しかし、私は5Gについてエリクソンのためだけにワクワクしているだけではありません。私たちは皆、新しい機会、新しい効率性、新しいビジネスモデルをもたらす世界的な技術変化の出発点に立っています。これは私たちの業界に留まらず、社会全体にとっての変化となります。

技術におけるパラダイムシフトは強力で興奮に沸くものですが、しばしば不安を呼び起こすこともあります。このため、私たちを取り囲む世界に対して、私たちの技術を明確に説明することが非常に重要になります。他の業界、政府、人々が私たちのネットワークの安全性や完全性を確実に信用できるようにすることが求められます。さらに、私たちはこれを複雑かつ変化し続ける地政学的状況に対応して行う必要があります。

欧州が5Gで後れを取る可能性がある理由

最近の数週間、欧州は5Gで後れを取るというレポートを日々見受けます。このようなリスクは確かに存在しますが、欧州のサービスプロバイダーが適切な技術へのアクセスが欠如しているからという理由は真実ではありません。そうではなく、周波数の欠如、高額な周波数料金、そして厳しい規制が進捗を妨げているのです。例えば、周波数の競売は欧州のほとんどの国で実施されていません。

お客様と話をすると、この不確定要素がお客様に影響していることが明らかです。今まで巨額の投資を行ってきましたが、高性能ネットワークを持つために今後も高額の投資を継続していくでしょう。欧州のサービスプロバイダーは多くの問題を抱えており、この継続する不確定要素が彼らの前進する能力に悪影響を与えるだろうと理解できます。

エリクソンの5G展開能力

エリクソンは何年もかけて、新しいお客様や既存のお客様の、複数の大規模交換作業を含むネットワーク変革を支援するため、広範な経験と業界有数の能力を構築してきました。

5Gが世界中で導入される中、エリクソンは、急速に増大する市場の需要を満たすだけのリソースとサプライチェーン能力を備えています。当社の戦略は、先発マーケットの先発事業者と協働し、周波数が使用可能になると同時に5Gの導入を推進していくことです。

強力かつ柔軟性のある5Gポートフォリオが準備されており、当社のお客様たちが優勢な状態に確実に留れるようにします。

5Gのセキュリティ - 標準の上を行く

5Gを巡る世界中の協議の多くは、今やセキュリティに集中しています。5Gについては、セキュリティは拡張機能ではなく、最初から標準化プロセスの一環として組み込まれます。このため、5Gは今までのネットワーク世代のうち最も安全なものとなっているのです。

ただし、5G標準規格は安全な5Gネットワークに対する完全な解答にはなりません。5Gが重要なインフラになるにつれ、ネットワークのセキュリティを真に決定するものは、標準化された機能より上に存在するセキュリティ技術や運用手順です。

5Gネットワークの核心部に組み込まれるソフトウェアについての疑問と言えば、エリクソンは、他の大部分のソフトウェアプロバイダーと同様に、開発段階でソフトウェア試験を実施します。これは瞬時にフィードバックを与えられるメリットがあり、通常の開発業務の一部として問題を速やかに解決できます。

ライブの通信ネットワークにおけるセキュリティ保証を実現する手段として、開発後試験が時折提案されます。これは政策立案者の判断であり、この指示があった場合、エリクソンはもちろん準拠します。

しかしながら、エリクソンはこれを十分な手段とは見なしていません。その理由は、ラボ試験では、ある特定の試験構成の任意の時点で、あるネットワークの限定された状態を反映しているに過ぎないからです。また、最新のソフトウェア開発は新規リリースや機能の継続的な実装がベースとなっているため、開発後試験はシステム全体の追加費用につながる一方、イノベーションを減速させ、セキュリティアップデートも含む、製品化までの時間を遅らせる危険があります。特に自律運転や自律製造といった重要な5Gユースケースでは、試験範囲の拡大を必要とする可能性があるため、新しい産業ビジネスケースの発展をさらに減速させることになります。

エリクソンのテクノロジーで勝利

5Gは今起きている最中で、エリクソンは5Gの世界を変える力を進んで取り入れています。繰り返しになりますが、エリクソンはすでに最有力市場で先発のお客様と共に商用5G装置を展開中ですから、各市場で5Gが活用される時には必ずエリクソンがそこにいるでしょう。

今後のエリクソン5Gプラットフォームの追加機能を含め、エリクソンが発信する最新技術ニュースをお見逃しなく!

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ボリエ・エクホルム(Börje Ekholm)

エリクソンの社長兼CEO

ボリエ・エクホルム(Börje Ekholm)は、エリクソンの社長兼CEO。過去10年間エリクソンの取締役会メンバーを務める。エリクソンのCEO就任前は、Investor のPatricia IndustriesのCEO、2005年から2015年はInvestor AB の社長兼CEO、それ以前はInvestor Growth Capital Inc.社長、Novare Kapital ABおよびMcKinsey & Co Inc.で様々な職務に従事。

 

 

著者

マーケティング&コミュニケーション本部

マーケティング&コミュニケーション部

エリクソン・ジャパンにおける情報発信を担当。社外や社内のステークホルダーに対してエリクソンのメッセージを伝え、事業活動に対して理解を高めていくことで、日本にエリクソンファンを増やしていくことをミッションとしています。

ホームページやソーシャルメディアなどのオンラインコミュニケーションも運営。